「七人の刑事」とは異なります。
刑事7人
ジャンル刑事ドラマ
脚本森ハヤシ
吉本昌弘
真野勝成
大石哲也
徳永富彦
八津弘幸
寺田敏雄
ほか
監督及川拓郎
長谷川康
兼崎涼介
新村良二
『刑事7人』(けいじしちにん)は、2015年よりテレビ朝日系列で断続的に放送されている、東映制作の刑事ドラマシリーズ。主演は東山紀之[2]。
以下、本文中における「S」表記はSeasonを表すものとする。 妻子を亡くし長年遺失物センターでくすぶってきた主人公・天樹悠はある日、「警視庁刑事部捜査第一課12係」係長・片桐正敏にひっぱられ12係の刑事として現場復帰。「時間」に執着を見せる風変わりな性格を武器に、個性溢れるメンバーと共に事件に立ち向かっていく。タイトルにもある「刑事7人」とは、各シーズンの主要メンバー7人のことで、刑事が7人いるというわけではなく[3]、また例外的に7人ではない時期もある(S2前半)。物語は基本的にこの7人のうち、2人1組の4人の視点から進む。 全シーズンとも、テレビ朝日系列の水曜21時台に設けられている刑事ドラマ枠(21:00 - 21:54)にて、各年度の7月クールに放送されており[注 1]、『相棒』や『警視庁捜査一課9係(『特捜9』)』と併せて、2010年代後半から2020年代初頭における同枠の定番シリーズとして定着している。他方でこれら2シリーズと異なる点として、本シリーズは各シーズンによって主人公たちの所属や彼らの遭遇する事件が変遷していく点が挙げられる。S1は「捜査第一課12係」の天樹らの活躍を描く一話完結のシンプルな内容だった[4]。S2からはメインライター・プロデューサーの変更と共に、主人公の所属部署が「警視庁機動捜査隊」に変更。刑事総務課の片桐と水田環・沙村康介・山下巧・永沢圭太ら旧12係の面々に加え、新たに配属された青山新と共に「別動捜査隊」として活躍するシリアスな雰囲気へ変貌[5]となり、永沢が途中で殉職。S3では「第11方面本部準備室」が結成されると共にメインシナリオが臨海エリア内の出来事に絞られ、これまでの一話完結エピソードと並行して、臨海エリアの大地主として裏社会を牛耳る馬久根恒義との対決を通して妻と娘の死の真相が明らかになる[6]。さらに、仲間の一人であった山下が天樹達を苦しめていた黒幕と判明した。また、S2-S3ではメンバーや刑事達の協力者が惨殺されるといった猟奇的なシーンが増加した。 S4から天樹は「刑事資料係」兼「専従捜査班」として、旧メンバーの片桐、水田、青山、堂本に加え新たに集まった海老沢芳樹、野々村拓海と共に、警視庁刑事資料係と捜査第一課12係の合同チームとして資料保管庫に眠るデータを活かし過去の未解決事件の継続捜査や、新たに引き起こされた事件を解明する[7]。やがて、この活躍を経てS5では「専従捜査班」が正式発足する[8]。専従捜査班はS6終了後の一時解散を経て、S7より新専従捜査班(初期数話のみ特別捜査係)として再発足。S8ではS4以来となるメンバーの変動も発生し、S1からの水田に代わって、新たに坂下路敏が加入した。 本シリーズは2023年時点までに通算で9シーズン・85話が制作・放送され、2024年現在の最新作に当たるS9では、前シーズンまでとは路線を変え全篇にわたって新専従捜査班が一つの事件を追うストーリーが展開、最終回では天樹が事件解決後に刑事を辞職するという形で幕引きを迎えている。同シーズン放送終了後の展開の有無について、2024年現在公式なアナウンスはなされていないが、2024年度の7月クールには本シリーズに代わり、前シーズンの後番組でもあった『科捜研の女』が放送予定であることが発表されている[9]。 新専従捜査班 / 東都大学医学部 / 元主要メンバー / 主要メンバーの親族 / 警察関係者 / 臨海エリアの住人 / 江戸川区夫婦殺害事件の関係者 / 犯人(被疑者・被告人・服役囚等) / その他
概要
登場人物